医療費がこんなにかかるとは・・・!まだ60代前半なのにこんなに!!

お盆が終わると今年もひと段落ついたようなそんな気になる夏の終わりがやってきました。今年も60代前半の私と50代後半の夫と猫2匹は熱中症やコロナにもかからずなんとか毎日をやり過ごしています。ただ私も旦那様も持病持ちということもあり、とにかく医療費がかかりすぎているのが実状です。私も旦那様もすでに病気になってしまっているため、これからその先もずっと病気と共存していかなければならないことはわかっています。

けれども今後将来に備えてなんとか医療費を抑えていくためには、どうすればよいのか自分なりに考えてみました。

50代から徐々に増えていく医療費

元はと言えば、50代前半だった旦那さまの病気が発覚してそこから病院通いの日々が始まったわけですが、その後50代後半の私も病気が発覚し、またまた病院通いが始まりました。50代前半のうちは特に病院なども行っていないし薬を飲むということもありませんでした。だから年寄ってどうしてそんなに病院に行くのか理解できませんでした。

ところが50代後半になると歯に膝に鼻に胃腸に腎臓に内臓にと体のいろんな部分に不調をきたすようになってきたのです。今では気づけば毎週のように病院通いをしている自分がいるではありませんか。なるほど、毎日のように病院行くよね〜〜と、納得できました。

それと同時に飲む薬も増えていき、今では2人の薬代だけでも家計を圧迫しています。いやいや、それよりも毎日こんなに薬を体の中に入れても良いのか。2人ともそんな素朴な疑問まで湧いてくるようになっています。

医療費を助けてくれる制度はないの?

旦那様は病気になる1年前に民間の保険は解約してしまっていたので、入院費等は健康保険でまかなった感じでしたが、その年は医療費控除を受けることができたので、特に高い医療費を払ったという感覚はありませんでした。

さらに私の場合は、昨年ガンになったため民間の医療保険の払込はストップとなり、給付金ももらえたため、ガン特有の高い検査代も元を取ったという感じでした。

ところが問題はその後です。2人とも薬を服用しなければならなかったので、薬が高い!その上に何ヶ月かに1回検査代がプラスされるのです。たとえ医療費控除ができても税金控除なので、払った所得税がすべて戻ってくるなんてことはないでしょう。

こうして2人が病気になってしまうと、薬代はいかに高いかということが身にしみています。いろいろと調べてみましたが、やはり医療でも薬でも助成してくれる制度は医療費控除以外はないようです。結局病気にかかった者が負けということなのでしょう。

いかに医療費を節約するか・・・

ではどのようにすれば、今後の医療費を節約していけるのでしょうか。

そこで、旦那さまは毎日服用しなければならない薬を2日に1回にし、1ヶ月に1度の医療費と薬代を2ヶ月に1回に変更しました。当然薬局側からは「忘れないように毎日飲んでください!」と言われますが、自分で決めて飲んでいるので今のところ問題はなさそうです。

さて、では私はというと、ガンに関しては現状病院側の言いなりになっていますので、3ヶ月に1度の検診と検査及び弱抗がん剤の服用はまぬがれません。

ガンに罹患すると5年間は定期的に通院しなくてはなりませんが、その検査代と薬代が高額になっています。ただこれは医療費控除の対象となっていますので、民間の医療保険に頼るほどのものではないかなと思っています。節約を考えると、がん保険をかけ続けることと比較すれば、医療費を支払った方が節約できるかもしれません。でもこれは症状や部位や治療方法によってどれくらいの金額がかかるかわからないため、なんとも言えませんが。

結局今のところガン以外の不調に関してはなるべく通院をしないように、またなるべく薬に頼らないように、日々取り組んでいます。

究極病院に通うことをやめてしまったらどうなるのか・・・

私たち夫婦は、まだ豆に健康診断も行くし病院にも通っています。では、退職していっさい病院に通わないとすればどうなるのでしょうか。そうなれば、病院代もかからないし、薬を服用することもなければ医療に関する費用はいっさいかかりませんよね。これこそ節約になるからそんな人はけっこう多くいるかもしれません。

ただそうなると、もし大きな病気になった時いつ病院に行くのでしょう。それでも行かなければ病気も発覚しませんよね。それも選択のひとつかもしれません。若い時は旦那さまもそんな考えの人だったので、病院なんていっさい行くこともありませんでした。でもそれは若い時の話であって、こうして50代を過ぎてくると何らかの不調が訪れるものです。

サラリーマンの場合、会社で定期的に健康診断を行なってもらえますので、たとえ病院に行かなくても1年に1回は健康診断で何らかの異状は発見することができるでしょう。私もそうでしたけれど、医者の中には健康診断それこそが悪という方もいらっしゃいますから、それが良いかどうかは別として若ければ最低1年に1回ペースで簡単な健康診断を行うくらいでも大丈夫かなと思います。

加入の健康保険組合にもよりますが、国民健康保険の場合は自治体から毎年がん検診の案内が来ますので、そちらで十分という方もいらっしゃるでしょう。

最近知り合いの方で足の指が痛くて歩けないから自分で痛風だと思い込んでいる人がいました。でもそれって放っておいて良いかどうかは自分で判断するには怖すぎではないでしょうか。その後その方とはお会いしていないので、どうなったかは定かではありませんが、もしも自覚症状があるなら早めに病気の有無を知らなけらば、後々大変なことになるのではないかなとも思ってしまいます。

生活が窮困した場合

私も旦那様もまだ働いていますので、医療費がどうとかぬるいことをほざいていますが、生活自体窮困してままならない状態だとしたら、そんなことも言ってられないはずです。

特に年金だけの生活だと、いくら体に不調があったとしても医療費を捻出するだけのお金がもったいないと思い、当然病院には行かないでしょう。そうなれば病気が発覚した時には手の施しようがないということもあるでしょう。それが悪ではないし、そういった状態になった方が楽という方だって多くいらっしゃるのではないでしょうか。

でも今後を考えれば、誰にもありうることですし、日本で住んでいる限りどんどん医療費は高額になっていくのは目に見えているので、これからの生活を見据えて自分自身を管理しておかなければなりません。

まとめ

とにかく私たち持病持ち夫婦としては、医療費をどれだけ抑えられるかが今後の老後生活に大きな課題となってきます。無駄に病院に通うのではなく、適宜に自分の体と相談しながら、本当にこの医療や薬は自分に必要なのかどうかを勉強しておくことが大切ではないでしょうか。

これだけ情報社会になった今、自分のために正しい知識を身につけておくことがこれからの大きな課題かもしれません。

たとえ貯金があったとしても、医療費にすべてもっていかれるのでは、少し納得がいきませんよね。やはり自分のやりたいことに使えての貯金でなければならないですし、老後を病院のベッドで過ごすのもそれは・・・と考えてしまいますよね。

結局若いときに金と筋肉を蓄えておく力をつけておくことが大切になってくるでしょう。もし、そのことに気づくのが50代であったとしても、そこから自分なりに奮闘して自分の体を見つめ直し、いたわいながら鍛えていくことが必要なのではないでしょうか。